生理不順、避妊、不妊、更年期障害などの女性ならではのお悩み、お気軽にご相談下さい。
生理のお悩み
正常の月経は周期日数は25~38日、持続期間は3~7日、経血量は約150ml以内と言われています。これは一般的に言われるもので、それ以外のケースの方が全て異常ということではありません。しかし、月経は女性の健康の基準を計る目安にもなりますので、月経異常で診察し、病気が発見される事もございます。
不正性器出血、生理不順、過多月経、無月経、月経困難症(激しい生理痛)、月経前緊張症(PMS)、月経前不快気分症状(PMDD)など、月経のトラブルはたくさんあります。まずは、異常をお感じになられたら当院へお気軽にご相談下さい。
更年期障害のお悩み
閉経の平均年齢は50.5歳です。この閉経年齢の前後5年である45歳~55歳を更年期と呼びます。この時期に卵巣機能(ホルモン分泌)が低下し発生する症状(のぼせ・発汗)や自律神経失調症やうつ症状が重なり出現する不定愁訴が更年期障害です。
更年期障害はホルモンの変化のみでなく、個人の性格やストレス、社会的環境など 様々な原因が関与して起きると言われております。そのため、お一人おひとり症状も程度も違います。治療はお一人おひとりの状態に合わせたオーダーメード治療を行うように心がけています。
おりものの異常
ホルモンの影響により、おりものの状態や量が変わるのは一般的ですが、かゆみの有無、色や匂いが気になるときは、クラミジア感染症・淋病・尖圭コンジローマ・ヘルペス・カンジダ・トリコモナス・梅毒・HIVなど性感染症や、その他の病気が潜んでいる可能性もあります。
おりものの量や色、匂いなどの変化が気になるときは、早めの受診をおすすめします。自己判断で治療法を誤ると、病気をさらに悪化させることにもなり兼ねません。早めに検査をして、適切な治療を受けていただきたいと思います。
性感染症(STD)
性感染症の多くは、初期の症状がありません。放置すると、知らない間に感染を広げてしまったり、不妊症の原因になったりします。そのため、早期発見・治療がとても大事です。
クラミジア、淋病、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、梅毒、HIV 感染症など、そして子宮頸がんのHPV( ヒトパピローマウイルス) も性行為によって感染する病気です。決して特別な病気ではなく、性経験があれば、誰でもかかる可能性がある疾患です。
おりものの異常・膣のかゆみや痛み・排尿時に痛みなど、気になる症状はお早目にご相談ください。早期発見のため定期検診も、おすすめします。
低用量ピル(OC・LEP)
ピルは、避妊効果はもちろんのこと、生理痛を軽くしたり、 生理の量を減らしたり、月経前のイライラを防いだりと、女性のさまざまなお悩みを改善できる「お薬」として注目されています。
月経の回数を減らして、女性の心身の健康を向上させることもできます。月経が順調に来ていても、月経痛などのトラブルがある場合は、「毎月月経を起こさせる」必要はなく、月経をコントロールすることができるのです。
大事な行事や旅行など、個人のプライベートなニーズにも対応できて、生活の質も上がります。当院では、自費診療から保険適用のピル処方も行っておりますので、詳しくはご相談ください。
アフターピル(緊急避妊)
避妊しないでセックスをしたり、避妊に失敗してしまった時は、アフターピルを処方いたします。ただし、アフターピルは、完全に妊娠を回避できるわけありません。アフターピルを希望される方は、性行為後できるだけ早く受診してください。
避妊相談
患者さんのご希望やご状況に応じて、避妊相談を行います。避妊法には、正しい低用量ピルの服用による避妊、避妊に失敗してしまった時の緊急避妊(アフターピル)、そのほか子宮内避妊システムなどに対応しています。
- 子宮内避妊システム(ミレーナ)
- 子宮内避妊システム(ミレーナ)は、子宮内避妊器具(IUD)に、黄体ホルモンを付加した避妊システムで、避妊率が99.9%と、現在日本にあるどの避妊方法よりも確実な避妊効果です。また、通常のリング・IUDでは装着すると月経量が増えるという短所がありましたが、本システムは月経と月経痛が劇的に少なくなるのです。
- 一度、子宮内に装着すれば最大5年間有効です。また、子宮内膜を薄く保ちますので、子宮体がんの予防にもなります。喫煙・高血圧・血栓症・肥満などによりピルが適応外の方にも使用いただけます。ご興味のある方は、お気軽にご相談下さい。
不妊相談
不妊とは、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定の期間妊娠しないことをいいます。一定期間は、一般に1年です。不妊の原因は、さまざまです。男性側、女性側、あるいはその両方にある場合、それから検査をしても、不妊の原因が見つからない原因不明のものもあります。
子どもがほしい・不妊かもしれない・妊娠できる体か確認したいなどのお悩みは、まずはお気軽にご相談ください。当院では、不妊相談、不妊症の検査、不妊治療の初期対応を行っています。必要に応じて、専門の医療機関のご紹介ができます。
子宮・卵巣の疾患
生理痛や腹痛、子宮がん検診で受診されたときに、子宮や卵巣の婦人科系疾患が発見されることはよくあります。子宮筋腫、子宮内膜症・ポリープ・子宮膣部びらん・卵巣がん・卵巣腫瘍・多嚢胞性卵巣症候群など、さまざまな病気があります。
子宮・卵巣は、女性の妊娠や出産に深く関わる大切な器官です。発見が遅いことで、不妊症に発展することもあります。月経過多、生理痛、腹部の痛み、腰痛、生理以外の不正出血など、気になる方は一度受診されることをおすすめします。また、子宮がん検診などの定期的な婦人科検診も受けていただきたいと思います。
その他の診療
当院では、あらゆる女性の悩みに対応したいと考えております。婦人科の一般診療はじめ、各種検査・健診・ブライダルチェック、予防接種、美容・健康増進のため禁煙治療やプラセンタ療法も行います。
当院は小児科も併設しており、女性のみでなく、カップル・ご夫婦・ご家族での受診される方も多くいらっしゃいます。こまめな健診やケアが健康維持のポイントになりますので、お悩みがございましたら、お気軽に当院へご相談下さい。
当院では、妊娠前から出産前までのお悩み相談や、妊婦検診などのサポートを行っております。分娩に関しましては、近隣の病院をご紹介致します。各種医療機関と連携を取って診療にあたりますので、お気軽にご相談下さい。
妊娠の検査・お悩み
一般的に妊娠の中で約10数%は流産になる危険性があります。市販されている妊娠検査薬だけでなく、早い段階でクリニックを受診して、きちんと子宮の中に着床しているか確認する事が大切です。また、妊娠週数に相当した超音波所見を確認することも重要です。
経済的、身体的、その他望めない妊娠をした場合も、一人で悩まず早めに相談に来て下さい。現時点では妊娠を望んでいないのに妊娠してしまった時、人工妊娠中絶も対応しています。お一人おひとりにとって最良な方法を選択して行きましょう。
妊婦健診
当院では、患者さんの分娩医療機関と協力して、分娩までの妊婦健診を行います。また、小児科を併設していますので、出産後、継続的にお母さまとお子様と一緒に受診していただくこともできます。
妊娠の検査、分娩医療機関の紹介、分娩までの妊婦健診、そして出産後も安心して当院を受診してください。